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執筆者の写真まこ

#サステナの目線 vol.02【ミツカン】産学連携で未来の食文化を創造する"にっぽん食"プロジェクト

更新日:7月4日



企業のサステナブルな取り組みを紹介する本連載「#サステナの目線」vol.02は、【ミツカン】です。日本女子大学とミツカンが共同で研究を行うプロジェクト「にっぽん食プロジェクト」の内容についてご紹介します。3月8日(金)に行われた新コンセプト発表&メディア試食会の様子も併せてお届けします。



“にっぽん食”のコンセプトは『ごはん時間で、つながろう』


『にっぽん食プロジェクト』とは??

220年にわたり日本の食文化の発展に寄与し、食の可能性の追求に取り組むミツカンと、創立120周年を迎えた家政学部食物学科を中心に「食」を科学し、日本の食文化の担い手を育成し続けている日本女子大学が、多様化する食文化や価値観を若者の視点で捉え直し、新しい食の価値やこれからの食の未来を探求・創造する共創プロジェクトです。


『にっぽん食』って何を指すの??

同プロジェクトにて新たに考案したネーミングです。多様化する食の価値観や山積する食の課題に対して、様々な角度から食を捉えなおすことで、これからの食の概念を表したものだそうです。日本で古くから受け継がれてきた‟和食”が、食文化の多様化とともに現代の‟日本食”となり変化したように、‟にっぽん食”も日本食の先にある、未来の食のあり方を示す名称になっています。



地産地消はサステナブルなアクション!

サステナ部でも食にまつわるサステナブルなアクションは度々お伝えしてきました。

地産地消=地元の野菜を食べよう!!

地産地消のメリットは

1、新鮮で栄養価の高い食品が手に入ること

2、生産者との距離が近くお互いの「顔」が見えること

3、地域経済の活性化につながること

さらに、流通経費の節減により、無駄なエネルギーを使わずに済みます。



ミツカン公式メニューを「ミツカン×日本女子大学」が共同で考案

プロジェクトでは、5つの概念(①持続可能な食②おいしくて健康的な食③共食を通じてコミュニケーションを生む食④日本らしさをいかした食⑤味覚をはぐくむ食)を定義しています。中でも③の共食にフォーカスを当てて、にっぽん食を生活者により馴染みやすく試してもらえるように『ごはん時間で、つながろう』というコンセプトを新たに設定。このコンセプトを体現する”にっぽん食”メニューを学生とミツカンが共同で考案しました。考案された”にっぽん食”メニューは、ミツカン公式メニューとなっています。日本人に馴染みのあるメニューに“にっぽん食”のオリジナリティである「共食/コミュニケーション」「旬」「簡便」の要素を盛り込んだ7品こちら!



(和風オムライス、なすのまるでうなぎの蒲焼丼 ひつまぶし風、黒酢酢だら、旬野菜を楽しむ!簡単棒餃子、

みそかぼちゃサラダ、丸ごとトマトの炊き込みご飯 パエリア風、シャキシャキ大根のナムル風)


試食会では「和風オムライス」と「なすのまるでうなぎの蒲焼丼 ひつまぶし風」を美味しくいただきました。「和風オムライス」は手間のかかるケチャップライスを炊飯器で作れる手軽さに加え、キノコがプラスされて食感も楽しめます。「なすのまるでうなぎの蒲焼丼 ひつまぶし風」は馴染みのある食材のなすのアレンジが素晴らしく、調味料も家にあるもので作れます。ネーミング通り”まるでうなぎ”を誰かにシェアしたくなる美味しさです。

7品の一品メニューは、ミツカングループのウェブサイト内「おうちレシピ」の公式メニューとしても掲載されているので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

メニューを共同開発した株式会社Mizkan コミュニケーション戦略部メニューチームの竹下智美主任(管理栄養士)と家政学部食物学科4年の加藤優依さんと鈴木羽奈さんからレシピ開発をしたことで双方にとってたくさんの発見があったそうです。



竹下さん「10年以上、レシピ開発に携わってきましたが、今回は現役大学生の意見を聞ける貴重な機会となり、多くの発見がありました。中でも学生が食材を購入する際は、スーパーに行く時間帯によって選ぶものが変わるという点です。また、食料自給率など社会問題にも目を向けている姿勢に感動しました」

加藤さん・鈴木さん「企業の方とレシピを考案できたことはすごく大きな経験でした。学生が食事を作る際にどう節約するかということが一つのキーワードになります。しかし、一般生活者には、冷蔵庫の野菜を使い切ることがポイントだったり新しい視点に出会えました。また作りたいと思っていただけるようなレシピ開発を心掛けたので、ぜひみなさんの食卓に“にっぽん食”を取り入れていただきたいです」

ミツカン×日本女子大学の共創の取り組みは、サステナブルな活動の一つだと感じました。産学連携の分野がさらに広がっていくことを期待しています。




文:木村真悠子

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