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執筆者の写真まこ

#サステナの目線 vol.01【ZENB JAPAN】美味しくて、体にも地球にもやさしい「食」を届ける

更新日:7月4日





企業のサステナブルな取り組みを紹介する本連載vol.01は、【ZENB JAPAN】。ミツカン酢で有名なミツカンのグループ会社であるZENB JAPANの林さんにお話を伺いました。



ZENBのルーツは、江戸前寿司にアリ!?

木村「本日は貴重なお時間を頂戴してありがとうございます。まずは、ミツカングループであるZENB JAPANのブランドが誕生したきっかけを伺えますでしょうか」


林さん「ZENB JAPANはミツカンのルーツとも繋がっているところもあるので、ミツカン創業時のお話から始めさせていただきますね。

ミツカンは、1804年の江戸時代に創業し、ちょうど今年220周年を迎えます。実は当時のミツカンはお酢ではなく、お酒を作っていた酒屋だったんです。

みなさんもご存知の通り、酒づくりでは酒粕が出ますよね。今だと割と高価なものですが、当時の酒造りで出た酒粕は、使わずに捨てていたんです。それをみた初代の創業者が、「もったいない!何かに利用できないか」と考えたそうなんです。

当時は江戸で握り寿司が流行していて、米酢を使って作っていた。ただ、当時のお米は非常に高価なものだったので、米酢も同様に高価だったわけです。そこに目をつけた初代が、酒粕で赤酢を作り江戸に流通されました。米酢の代わりに赤酢を使うことで、安価にお寿司が食べられるようになったそうなんです。江戸で爆発的に握り寿司が人気になったという江戸前寿司の歴史に、実はミツカンが深く関わっているんです」


木村「そんなルーツがあったんですね。今ある江戸前寿司の形が作られていく原点に、ミツカンさんのルーツが深く結びついているなんて驚きです。何より、創業当初より素材を大切にされている姿勢が伝わってきます」


おいしくて、カラダによく、地球に優しいZENB

「ありがとうございます。そんな古くからのツールもありながら、2018年にミツカンが食品メーカーとして10年、20年、さらには100年先を考えた未来に何ができるのか社内で議論し「未来ビジョン宣言」を発表しました。その中で「おいしさと健康の一致」というスローガンを掲げました。おいしさの感覚は人それぞれにありますが、おいしくてかつ体が喜ぶ=健康につながるものだったら誰しも嬉しいはずですよね。我々は「素材の力を引き出して、おいしさと健康を一致させる努力」をし、新しい食のあり方を見つめなおしていきたいと考えました」



木村「健康を維持する=栄養素をバランスよく摂取する。という点で見たらサプリで手軽に補うことができますしね。ただそこに、おいしさは生まれにくいですね」


「そうなんです。家族や友人と一緒に楽しく食卓を囲むシーンが、おいしさと健康の先にあることもイメージしました。人はもちろん、地球にも優しい食が未来には重要だということも組み込み「人と社会と地球の健康に貢献するブランド」として、2019年3月に動き出したのがZENBです」


木村「ZENBさんの商品は、すべて野菜や豆をまるごと使用されているものですから、ゴミやフードロスの削減につながりますよね。私が特に好きなのは、ゼンブヌードル、ゼンブマメロニです。どちらも原材料は黄えんどう豆のみ。うす皮まで捨てずにまるごと使用されているのに、もっちり食感と満足感のある食べ応えで気に入ってます。マメロニはパスタソースを絡めても良いし、スープやサラダにもなるので使い方のバリエーションも楽しんでいます」



「ありがとうございます。ヌードルは試行錯誤を続けて出来上がった商品なので、美味しく召し上がっていただけて嬉しいです。ブランド立ち上げと同時に発売したのは、まるごと野菜を使ったペーストやスティックです。スティックのコーンは普段食べずに捨てている芯も可能な限り使用しています。実はとうもろこしの芯には実の2.7倍の食物繊維が含まれているんです。ブレイクタイムのおやつに、お酒のおつまみにもおすすめですね。ヌードル、マメロニは小麦を使っていないのでグルテンフリーです。通常のパスタと置き換えると、糖質30%オフができます」


楽しく、心地よく続けることが大切

木村「素晴らしいですね。できる限り、プラントベースで楽しむ食づくりをサポートしてくれるゼンブさん!先日開催した#サステナ部のオフ会でも試食会のため協賛をいただき、ありがとうございました。参加されたみなさんも「気になっていたけど、オンラインだったので、試食ができるのは嬉しい」と話していたり、すでに購入して愛用されている方もいました。私たちの活動も、日々の暮らしの中で、誰でも、楽しく、心地よく実践できるサステナブルなアクションを紹介しています。食のカテゴリーでは、環境負荷を減らすことにつながるヴィーガンやベジタリアンのレストランをシェアしてね!という項目を設けています。我慢したり無理をしてサステナブルと向き合うのではなく、それぞれの立場で今できる範囲のサステナブルを続けていこうね!と呼びかけています。ZENBさんの想いと通じるものを感じています」


「ありがとうございます。ZENBも地球に優しいと謳っていますが、すべての食の問題にアプローチはできません。私たちは食を通して、美味しく楽しく続けることが秘訣だと思っています。未来の食生活に貢献したいというZENBの想いは、植物を可能な限りまるごと使って、美味しくいただいてもらう。そして、体にも地球にも優しい「食」を選んでもらうためにみなさんに ZENBを届けていきます。今後もよろしくお願いします」


木村「今後も応援させていただきます。本日は貴重なお時間を頂戴して、ありがとうございました。ZENBさんの想いをサステナ部に乗せて、たくさんの方に届きますように」


いかがでしたでしょうか。

連載「#サステナの目線」では、ゴキゲンらぼが注目する企業やプロジェクト、ものづくりにフォーカスをあてて、今後もすお届けしていきます。次回は、先日展示会でご一緒した素敵な企業の取り組みをご紹介します。お楽しみに♪



レシピはInstagramからチェックしてね!@zenb_japan




文:木村真悠子

画像提供: ZENB JAPAN

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