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執筆者の写真Misako Imai

【Podcast】#71 対談:ロンドンとサンフランシスコ「今日どこでサステナブルという文字をみた!?」

更新日:9月21日




おはようございます!ゴキゲンらぼの今井みさこです。


この記事はゴキゲンらぼのPodcastエピソードをわかりやすく記事化してお届けします。


ゴキゲンらぼのPodcastでは、心と地球をゴキゲンにするためのヒントを、さまざまなゲストと共にお届けしています。今回は、私が住んでいるアメリカのサンフランシスコと、chimokoさんが住んでいるイギリスの日常生活におけるサステナビリティについてお話ししていきます!


ゴキゲンらぼについて

「ゴキゲンらぼ」は、サステナビリティや幸福学に基づいた情報発信を通じて、ゴキゲンな生活を提案するメディア・コミュニティです。私、今井みさこがアメリカのイリノイ大学やイェール大学で学んだ知識を活かし、地球と共にゴキゲンに生きるためのノウハウをお届けしています


chimokoさん、自己紹介をお願いします!


ロンドン在住のchimokoです。私は2022年からイギリスに移住し、現在はイギリスのスタートアップ企業でマーケティングを担当しています。渡英してからYouTubeで、ロンドンでの生活やイギリスのサステナビリティについても発信しています。イギリスは古いものを大切にする文化が根付いていて、日常の中にサステナブルな選択肢がたくさんあるので、それらについてご紹介していきます。


サンフランシスコとイギリスの サステナビリティ

サンフランシスコの取り組み

今井みさこが住む・サンフランシスコは、アメリカ屈指のサステナビリティシティとして知られています。以下はその主な取り組みを紹介します!


  • ゴミ問題サンフランシスコは2003年にゼロ・ウェイストの目標を設定し、2009年には「リサイクルとコンポスト化の義務付け条例」を制定しました。埋め立てゴミをなるべく出さず、リサイクルとコンポストのみでゼロ・ウェイストを目指しています。


サンフランシスコのゴミ箱は、左からコンポスト・埋立ごみ・リサイクルとなっていて、一番埋立ごみのゴミ箱が小さいサイズになっています。ゴミの回収料金も埋立ごみが一番高くなっていて、毎月約5000円のゴミ処理代がかかり、これから毎年値上げしていく予定となっています。高い!

  • プラスチックゴミ2020年1月から、お買い物のプラスチックバッグはリサイクル可能またはコンポスト可能なものでなければならず、1枚につき25セント(約25円)の支払いが必要です。また、プラスチックストローの使用も禁止されています。


サンフランシスコのお店では、キッチン用品からでるプラスチックごみを減らす選択肢が増えています。お店でも、ゼロ・ウェイストキッチン用品の特集が組まれるなど、日常でゼロ・ウェイストやサステナブルといった文字を目にします。

  • カーボンニュートラル2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする取り組みを行っています。公共交通機関の発展や2035年までにガソリン車の新車販売を禁止する方針も発表しています。


サンフランシスコでは電気自動車を多く目にします。その中でもテスラは人気です!

・ ジェンダー

全米でいち早く同性婚を認めた都市でもあり、サステナビリティを語る際には自然環境問題だけでなく、多様性も重要な要素としています。


イギリスの取り組み

イギリス・ロンドンでは、以下のような取り組みが行われているのを体感しています!


  • 洋服のリサイクルボックスとチャリティーショップ街中に洋服専用のリサイクルボックスが設置されており、着なくなった服はリサイクルボックスやチャリティーショップに持っていきます。また、イギリスではフリーマーケット(カーブーツセール)がほぼ毎週行われており、使わなくなった物を人に受け継ぐ文化が根付いています。


毎週末開催されるカーブーツマーケットにはおしゃれなLondonerがたくさんやってきます!

  • ゼロウェイストロンドンには量り売りのお店がたくさんあり、洗濯洗剤などは量り売りのものを使っています。また、ロンドン初のゼロウェイストレストラン「Silo(サイロ)」では、食品ロスや包装ゴミを出さず、地元農家との直接取引などを通じて「無駄のない」食事を提供しています。




  • カーボンニュートラルロンドンは公共交通機関が発展しており、バスや電車での移動が便利です。また、Limeという電動自転車も街中に配置されており、交通手段が多様です。


イギリスの電車のアナウンスで必ず聞くフレーズ「マインド・ザ・ギャップ(電車のドアとプラットホームの隙間が半端なく広いため…)」

シェアサイクル・Limeは町中に存在します
サステナビリティを感じる場所

今井みさこ:サンフランシスコスーパーやお店で量り売りコーナーをよく見かけ、子供用品にも多く使われています。





新商品だ!と思ってチェックすると、サステナブルなブランドということが本当に多い。このベビー服も、オーガニックコットンで作られたサステナブルスタイルだということがアピールされています。

chimoko:ロンドンのカフェやレストランでテイクアウトする際には、ほぼ紙のランチボックスや木製のカトラリーが使われ、プラスチックの使用が少ないです。お砂糖などもスティックシュガーではなく、スプーンですくって自分で調整するスタイルのカフェも増えています。イートインだとステンレスストローで提供されることも。


おすすめカフェ・violetでもお砂糖は自分で追加するスタイル

ステンレスストローで提供されるアイスラテ
サステナビリティを感じる習慣

今井みさこ:サンフランシスコのサステナブルな習慣として、ゴミのコンポストやリサイクルの推進、電気料金の見直しや電気自動車の普及が進んでいます。



スーパーマーケットでお買い物をしていると量り売りでプラスチックごみを減らす活動だったり、パッケージにもサステナブルに関する企業アピールを多く目にするので、自然にサステナブルという選択ができるようになる街になっていると感じます。

Chimoko:ロンドンのイギリスではアンティークやヴィンテージの価値が重視され、古いものを大切にする文化がサステナブルな習慣となっています。







サステナビリティに対する意識は国や地域によって異なりますが、どこでも日常生活の中で少しずつ取り組みが広がっているのは素晴らしいことです。

ポッドキャストの詳細やエピソードは、こちらからお聞きいただけます。



それでは、またお会いしましょう!ゴキゲンらぼの今井みさこでした。





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