今回ははじめてのコラボ記事です〜!
薬剤師ゆかこに聞いてみようシリーズ第一弾はダイエットと薬についてお話しました。
菊地友佳子
1984年生まれ。東京都出身。東邦大学薬学部卒業後、2008年〜2016年まで都内調剤薬局にて薬剤師として勤務。2017年渡米後、Pharmacy Technicianの資格を取得、CVSにて薬剤師アシスタントとして勤務。2018年4月より楽天USA入社オフィスコーディネーターとしてき勤務。一児の母。
痩せる薬ってありますか?…あるけどおすすめじゃない!
ミサミサ:これから薬剤師のゆかこに聞いてみようシリーズをやっていきたいです!わたし自身、ゆかこに体調のことなど相談に乗ってもらっていてとても助かっていいます。その知識をわたしの中に留まらせず、発信していきたいのでご協力ください!
ゆかこ:そういってくれて、ありがとう!わたしが力になれることがあればぜひやりたいです。
ミサミサ:よかった!今回はね、ダイエットについて聞きたいの。わたし今まで万年ダイエッターで中学生くらいから25歳までずっとダイエットサプリメントなどいろいろ飲んでた。その間はちっとも痩せたことなくって。実際に痩せられる薬って存在するの?
ゆかこ:そうだったんだね。痩せられる薬はあります。サノレックスという処方薬で、でもこれは食事療法、運動療法の効果が無い体重100kg以上 BMI 35 以上の人に処方するもので、使用期間は3ヶ月と決まっていて一般の人にはなかなか処方できないものです。
ミサミサ:あるんだ!だけど、その条件だとわたしみたいな目的だと処方してもらえないな…
ゆかこ:この薬は脳の中枢に作用し空腹を感じる機能を麻痺させるもの。
確実に体重は減るけど、一般的に痩せる=美しくなるという結果を得るためのものでは無いから、おすすめじゃないよ。
ミサミサ:やっぱり薬やサプリメントを飲んでいれば痩せるというのに頼っていては痩せられないね。わたしは産後ダイエットで−13キロ痩せているけど、はじめてサプリメントとかそういうダイエット用品を使わずに、食事管理と運動でで痩せられたもんね。
ゆかこ:久しぶりに会ったら本当にほっそりしてびっくりしたよ!
サプリメントって日本語でいうと栄養補助食品だから、あくまでも補助。ダイエットサプリメントや漢方には2種類あって、脂肪燃焼系のものと食べたものの糖の吸収を遅らせるものがあります。
漢方だと防風通聖散や防已黄耆湯。防風通聖散は便秘がちでお腹に脂肪が溜まってる人向け。処方薬だど糖尿病患者が使うこともあります。防已黄耆湯は水分代謝が悪くてむくみやすい水太りタイプの人向け。どちらも市販で買えるが処方薬よりも薄めに作られているけど自分の体質に合った物を選ぶなら漢方薬局で薬剤師に相談するのが一番良いよ。
ミサミサ:そんなものもあるんだ!サプリメント摂取していた頃はこれ飲んでいるから大丈夫っていう気持ちがあって、余計に食べちゃってた気がするな。
ゆかこ:長い目で見るのであれば、無理のない食事・運動が一番効果が高いよ。甘いものを食べるなら甘さはしっかりあるけどビタミンも豊富な黒糖にするとか。食べる順序をスープ、サラダなどの水分や食物繊維の多いものからとって血糖値上昇を穏やかにすることも効果的だね。ご飯も白米から雑穀米にするなど意識して代えていくことが大切。みさちゃんもそうだってでしょ?
ミサミサ:そうだね。運動は筋トレと有酸素運動、食事はカロリー計算をしながら栄養素も考える。その積み重ねで痩せていったよ!ダイエットはやっぱり薬やサプリメントに頼るのではなく、日々の食生活と運動の習慣だ大切なんだって改めて理解できました。ありがとう!ゆかこー!
ミサミサ編集後記
友だちの薬剤師ゆかこと一緒に記事をつくることができて嬉しい!企画を承諾してくれたゆかこに感謝です。ダイエットは魔法のようにこれを飲めば痩せるなんてことはなくて、日々の食生活運動習慣が大切なんだなって思いました。わたし自身も、そういうのに頼らなくなってから痩せられるようになった。昔は期待があって、楽したくて、そういう甘い誘いにのってサプリメントをたくさん飲んだり、痩身エステで100万円使ってしまったんだよな…。読んでくれている人はそういう経験をしませんように!100万円もっと有意義な使い方あるから!日々の生活と運動習慣の見直しをしましょう。
これから産後ダイエットのTIPSもたくさん更新していくので、お楽しみに!
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