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執筆者の写真Misako Imai

サンフランシスコの女性起業家ぴんくさんにインタビュー健康志向のタピオカティー”BOBA PINK”

更新日:2021年8月19日

サンフランシスコで身体と心が喜ぶボバティ(タピオカティー)”BOBA PINK”の代表である「ぴんく」さんにベターライフな生活を送るために心がけていること、サンフランシスコでのスタートアップについてを伺いました。

ぴんく
福岡で起業経営家系の環境で生まれ育ち、成人してすぐに東京で起業し時代を先取りしたサービスを次々と立ち上げる。2011年にサンフランシスコ単身渡米、スタートアップ最先端を肌で感じ2年後夫婦で本格渡米。サンフランシスコでのスタートアップを2度経験、次の3つ目となる事業も仕込み中。
https://www.instagram.com/yuka_pink/

取材・文・編集・デザイン:今井みさこ


今井みさこ:今回は対談を受けてくれて、ありがとうございます。わたし自身、BOBA PINKの大ファン。COVID-19の影響でお店が一時的にクローズしていたけれど、9/5から新しくお店がオープンするということでとっても楽しみです。早く飲みたい!BOBA PINKは、身体と心が喜ぶボバティ(タピオカティー)というのがテーマですよね。まさにわたしは、元気がないときにBOBA PINKを飲みたいって思うんです。これまでこういう経験したことがなくて自分自身驚いてます。BOBA PINKボバピンクのこだわりを教えて下さい。


ぴんく:心や身体のために処方される薬のようなイメージで、今の心や身体に合わせてどれを飲むか選んで欲しいというのがテーマです。スキンデトックス目的から鬱っぽい気分を上げるためなど飲んでくれた人の手助けになるようなボバティーを目指しています。

BOBA PINKをやるうえで大切にしていることが、2つあります。


第一に、人間にとって大切なこと、健康・安全なボバティであること。

それを実現するためのこだわりは、ボバピンクの茶葉は最上級のものを世界各国から仕入れ、贅沢に丁寧に煮出しています。ボバは、フラックスシードを入れた世界初の手作りボバです。毎朝粉からこねて成形しています。もちろん防腐剤や添加物は一切不使用。一度味わうと他のボバを食べる時には罪悪感が生まれるほどです。フルーツティには果物本来の甘さがより一層感じられるようオーガニックドライフルーツを使っており、基本0%シロップで提供しています。甘さを足したいお客様にはオーガニックアガベシロップを用意しており、血糖値が上がりにくく身体に優しいので好評です。


第二に、ビジネスをやる上でとても大事なこと、地球に迷惑をかけないこと。できれば地球のプラスにもなることです。

飲食ビジネスをやるのにあたって特に気にしたのが地球にこれ以上迷惑をかけないという事。そのために、カップや蓋は一見プラスティックに見えて実はコンポストできる植物からできているものを選んでいます。そして近年プラスチックごみ問題などで話題になっているプラスティックストローですが、ボバピンクではバンブーファイバーでできている土の中で分解可能なストローを使っています。ボバピンクが提供しているものを堪能した後、ただのゴミにならないように全てのものをコンポストできるようにしています。

今井みさこ:すごい!BOBA PINKを手に取るとそのこだわりと贅沢さはすごく伝わってくきます。わたしが最近注目している、ウェルネスでサスティナブルなボバティですごく共感してます。日本でもタピオカは人気だけど、こういったコンセプトのボバティ(タピオカティー)は今までなかったと思います。”BOBA PINK”を立ち上げた理由は?


ぴんく:元々ボバティ好きで週4回飲んでいたんですが半年経ったところで5kg太りましたね、さらっと気づかないうちに。なんとなく身体にはよくないだろうなとは思ってましたが、まさかこんなに身体に影響があるなんて。そこで火がつき徹底的にカロリーや原材料などを調べることにしたんです。そしたら想像より遥かにギルティーでしたね。本気レベルで健康意識したボバティやさんが存在していないこともわかったので、これはわたしがやるかんじだなと。ちなみに飲食ビジネス運営の経験は皆無です。


今井みさこ:”BOBA PINK”の商品名がすごく特徴的。ドリンクから得られるパワーが名前になっているんですよね?


ぴんく:メニューを一目見て「今はこれが飲みたい気分だ!」とピンと来て欲しかったので、直感に響くような商品名にしたかったんです。ターメリックを使ったマンゴーフルーツティは効能の意味合いも込めて「Turm it up」という商品名なのですがturn it upのturnをターメリックにかけてturmにしていたりして遊び心もいれました。

魔女が「今のあなたにはこれが必要よ」と手渡した薬袋に書かれている筆記体の文字、みたいなイメージですかね。この世界観伝わるかな笑



今井みさこ:エネルギーがほしいとき、疲れを癒やしたいときという風に、自分の体調に合わせて飲み物を選べるって新しいしすごくいいなと思います。わたしも実際、今日はスッキリしたいなっていう日に”Spice Witch”を頼むとすごい元気をもらえます。

最近、食べ物で身体が作られているって実感しているので、”BOBA PINK”をもっと生活に取り入れたいです!!


ぴんく:そういう選び方が一番です、心が欲しがっているものを素直に聞いて選んで欲しいのでそれはうちのお客様として大正解の選び方です。

Spice Witchはカフェインがやや高めのマテ茶をベースにしていてジンジャーやシナモンなどのスパイスとオレンジ、マンゴー、パイナップルなどのフルーツをミックスしていて、シャキッとリフレッシュするにはもってこいのドリンクです。

ボバティやさんといえばミルクティなイメージがあると思いますが、うちはミルクティの他に、Spice Witchのようなリフレッシュ系のものや、フルーツティ、カフェインフリーのメニューも豊富なので、新世代のカフェインアレルギーの人やエクササイズしている健康意識高い方々に特に人気です。


今井みさこ:実際にサンフランシスコの人の反応はどうですか?


ぴんく:この街の人々は地球環境を考えることは当たり前、健康意識することも当たり前というような印象があります。実際にだらしない体型の人を滅多に見かけません。なので、BOBA PINKのコンセプトはすぐに受け入れられたように感じています。ちょうど1年たった今では70%以上が常連さんです。


今井みさこ:9月5日から店舗を移転して新しくオープンするということで、場所やテイクアウト方法を教えて下さい。


ぴんく:今までの店舗がCOVID-19で左右される環境だったため、今後も長く続くであろうこの状況下で同じクオリティを安全に提供しようと、ポトレロヒルエリアにある業務用キッチンに引っ越ししました。

デリバリーオーダー(Doordash, Grubhub, UberEats, Postmates, Caviar)とウェブサイトからのオンラインピックアップオーダーのみで注文受付しております。

Walk-in対応をなくしたのでお客様と接する機会がなくなりとても残念ではありますが、安全第一でやっていきます。ドリンクとボバは別々のパッケージに入っているので、ボバが硬くなるのを防いでくれます。飲む直前にボバをドリンクに入れて召し上がってください。


今井みさこ:待ってました!早く飲みたいです。次はキャリアについてお伺いしたです。ぴんくさんは日本にいたときから起業家として事業をやっていたと伺っているのですが、サンフランシスコでのスタートアップは2度もチャレンジしている、そのパワーの源は?


ぴんく:気がついたら起業しているので、こればかりは血筋としか言いようがない感じですね。自分が欲しいものが世の中になくて、それは自分がやったほうが手に入るのが早いと思えばその瞬間から起業しています。好きなジャンルの音楽が流れてきたら、おもわず踊ってしまうでしょう?そんな感じで起業してます。


今井みさこ:そして次の事業も準備中と伺っていますが、次の事業はどういうものですか?


ぴんく:こんな状況下だからこそっていうのが大きいのですが、離乳食ビジネス。作るのが面倒な7ヶ月〜18ヶ月歳の和食ベースな離乳食をデリバリーとピックアップで提供できたらと考えています。冷凍バージョンと、フリーズドライバージョンも検討中です。

フリーズドライに関しては様々な工場に掛け合ってますが事例がないために断られているのが正直なところです。やったことないけど面白そうだからやってみたいという工場の方がいればぜひご連絡ください笑 同時に料理得意な方も募集しております!


今井みさこ:わたしも1歳になる娘がいるので離乳食の大変さは身にしみています。しかも、日本食の離乳食はアメリカだと手に入りにくいし、種類も少ない。そんな状況を変えてくれそうな事業で、これもまた楽しみです!


今井みさこ:ぴんくさんはまさにこのサイトが大切にしている「変わるを楽しむ」を実践している人だと思います。アメリカ移住やサンフランシスコでのスタートアップなどさまざまなチャレンジをなさっていますが、新しいことにチャレンジするうえでことで意識していることはありますか?


ぴんく:わたしの場合、新しいことをはじめる直前からすでに楽しくなるんです。燃費がいい笑 今が「変わるタイミングだな」「新しいことをはじめるタイミングだな」と感じた瞬間アドレナリンがすごい出るんです。立ちはだかる壁が大きければ大きいほど楽しいです、自分のコントロール次第でバージョンアップできるということなので。失敗しようが成功しようがどちらでも自分の糧になるので勝ち戦なんですよ。自分が前に進んでいることを確認するには、自分が前に動いているか、周りが後ろに下がっていくのを感じることの2択な気がするので、圧倒的に前者の方が楽しいじゃないと思うんですよね。変わること・新しいことにチャレンジすることが不安で動けない人がいたらこう伝えたいです。

「これは勝ち戦❤️わくわくを持参して新しいことにチャレンジして変わるべし」




BOBA PINK:https://www.bobapink.com/
営業時間:
MONDAY 11AM-5PM
TUESDAY 11AM-5PM
WEDNESDAY CLOSED
THURSDAY 11AM-5PM
FRIDAY 11AM-5PM
SATURDAY 11AM-6PM
SUNDAY 11AM-6PM














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